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効く処方箋「防災カルテ」 [地域防災]

P1_愛知県豊田市「防災カルテ(基礎版)」より「崇化館中学校区」の防災力評価例.jpg
上画像は愛知県豊田市が9月1日「防災の日」に合わせて公表した「防災カルテ(基礎版)」より「崇化館中学校区」の防災力評価」レーダーチャート例。地域危険度評価、被害想定、ハザードマップなどの要素を盛り込んで地域防災力を診断する「防災カルテ」を作成する自治体が増えている。自主防災の活動指針ともなり、活用が期待される


■《Bosai Plus》 第170号・2017年09月15日号発行!
同P. 1(「もくじ」付き)へリンク

●読者の防災活動に情報面で資することをめざして

 9月1日「防災の日」――本紙創刊7周年発行日でもありました――に合わせて、いろいろな情報が入ってきました。本号特別企画「防災カルテ」の直接のきっかけとなった豊田市「防災カルテ」をはじめ、会津若松市、東京都港区など、「防災カルテ」関連で新しい動きがあり、本紙特別企画を進めることになりました。

 本紙の編集企画は、このような官庁・自治体や研究機関・研究者、企業の情報発信(ニュースリリースを含む)や報道(海外情報を含む)、そのほかあらゆる情報ネットワークからアイデア・ヒントを得て、防災専門紙として内容を“掘り下げ”、“かみ砕き”、読者の防災活動に情報面で資することをめざして編集に努めているつもりです。

●本紙 編集企画のいのちは、“着想、切り口”

 もちろん、こうした情報を本紙オリジナルの編集企画にまで“育てる”には、本紙ならではの“着想、切り口”も欠かせないという自負もあります。
 例えば、本号「ClipBoard」で取り上げた朝日新聞の9月5日付け記事「豪雨来る 命の電話 秋田気象台長と首長、危機感共有し避難支える」に先立って、本紙は9月1日号(No. 169)で、仙台の本紙協力者・高橋英彦さんのご手配によって、当の秋田気象台・和田台長から直接ご寄稿をいただきました。

 また、やはり朝日新聞の9月11日付け記事「防災食育センター、なぜ基地の街に? 自治体が頼りに」も、本紙はすでに先の8月1日号(No.167)で詳しく報じています。
 読売新聞9月1日付け記事「避難場所の名称バラバラ 60種類以上…規定なし」のテーマについては、本号(P. 4)でも改めて取り上げたように、すでに本紙2015年11月1日号(No. 125)が取り上げた話題です。

●「防災情報のホールセール(wholesale:卸し)」を志して

 いえ、決して先取りを自慢するわけではありません(大手メディアより“着想”を先取りできれば、正直、うれしいのですが)。
 本紙は、防災専門情報紙として内心、「防災情報のホールセール(wholesale:卸し)」を志していて、報道関係の読者には逆に大いに参考にしていただけるニュースレターをめざしています(大手メディアがその報道のネタの出所として本紙名を入れてくれるとうれしいのですが)。

 ユニークな着想――本紙の「ゴールは遠いが、しっかり見える」という防災の見果てぬゴール(自然災害の犠牲者ゼロ)に向けて、ときには“規格外企画”を読者に問うかもしれませんが、真意をご理解いただければ幸いです。

   (M. T. 記)
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