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「防災カフェ」開店! [地域防災]

P1_内閣府(防災担当)「防災カフェを開きませんか?」冊子(当時)より.jpg
上画像:内閣府「“ぼうさいカフェ”を開いてみませんか?」より。コーヒー片手に椅子の背もたれに身をゆだね、ゲスト(講師、話題提供者)のお話を聴いて談笑。そんな「防災カフェ」を、あなたも開いてみませんか? 地域コミュニティや職場、学校、マンションで、仲間やいろんな人と一緒に防災の話題でひとときを過ごす――それだけで十分防災の地域活動になります(顔見知りになるだけでも!)。話題は……お天気、子育てからまちの歴史、土地柄、料理法も!(保存食)、その他もろもろ……防災にからめられたらなんでもOKです。


■《Bosai Plus》 第181号・2018年03月01日号発行!
同P. 1(「もくじ」付き)へリンク

●コーヒーを片手に防災を“仕掛けて”みませんか?

 「防災カフェ、開店!」が本号特別企画です。
 楽しい防災、敷居の低い防災など、広く一般の人たちの防災への関心を呼び起こす手法が試みられています。市民向けの防災訓練、講演会、シンポジウムもさかんに行われていますが、そういう機会をとらえて参加する人は基本的には防災意識が高い人たちのようです。

 本文でも触れましたが、内閣府の世論調査によると、防災知識の入手先として「防災に関する展示会・講演会・セミナー・シンポジウムなど」を選んだのはわずか4.8%。防災啓発手法としての講演会や展示会は、もともと防災に関心を持つ層を惹きつけたとしても、無関心な層にはあまり効果がないように見えます。

 もちろん、防災に無関心な人が“意識が低い”というのではなく、だれでも災害には“おそれ”があるいっぽうで、正常化の偏見と決めつける以前に日々の仕事や家事や育児、勉強、また趣味活動や他分野の社会貢献などに追われているという事情もあるのでしょう。
 となれば、私たちのように、防災に比較的積極的にかかわる側としては、防災になかなか“かかわれない”人たちに、できるだけ防災を考える時間・機会・きっかけを増やしてあげるという視点が重要になりそうです。

 必ずしも彼ら・彼女らを防災活動に引き込むまでもない、「防災につかず離れず」関心をもってもらい、その人なりの想像力で身を守る方法、家族を守る方法、さらにまちを守るアイデアに思いを巡らせてくれれば、それはそれで大きな前進だと思います。

 その点、防災カフェは、話題の選択は豊富です。なにせ防災は生活のインフラですから、どんな話題からでも防災につなげられます。「つかず離れず」防災の話題を共有する機会を提供できるのが防災カフェという“仕掛け”の優れたところではないでしょうか――と、コーヒーを片手に考えた次第です。

●3月1日、東京都の女性視点の防災ブック『東京くらし防災』、リリース!

 2015年9月1日に都内の全世帯に戸別配布されて話題を呼んだ『東京防災』の女性版、女性視点の防災ブック『東京くらし防災』が今日、3月1日にお目見えします。
 今回は戸別配布はなく、都の関連施設や美容院やショッピングモールなど女性が行きやすい場所に専用ラックで置かれるとのこと。小池都知事の女性視点での肝いりの防災ブックですが、本当は男性にも等しく読んでもらわないと、ね。

 『東京防災』はブックケース入りでしたが、今回もそうでしょうか。この種の本はブックケースには入れないで(持っていれば安心というモノでもない)、手あかがつくほど回し読みしてほしいものですが……

   (M. T. 記)
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